ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

子どもを宗教から守るため(大人から子どもへの信仰の強制・強要を変えたい)

祖父が亡くなったものの、エホバの証人の聖書の中には

「楽園では死者が復活するからまた祖父に会える」というのだ。

だから以前にも増して聖書の研究をして、伝道活動をして、楽園に行くことを

目標に日々邁進していきましょう。と佐津間姉妹は母に言う。

 

楽園で死者が復活する。

ほとんどの人はそんな話を信じるの?

楽園なんて来るはずない。と言われるでしょう。

私もその一人で、

おとぎ話を信じている大人が心配になるほどだったし

・復活した人の中にエホバの証人の反対者がいたら?

・復活した人の中には凶悪犯もいるから、楽園が来てもすぐ元の世の中になるのでは?

矛盾点は捜せば捜すほど出てきた。

どうも納得いかない点が出てくるのだ。

確信に満ちた回答なら私も多少洗脳されたのかもしれないが

支離滅裂な答えを聞くので、腑に落ちない。

 

私のそういった考えはサタンがついていると、姉妹が言い出し

愛の鞭(ムチ)が必要だと母に言った。

人前でお尻を丸出しにされることほど惨めなことはない。

でもおしりを出す羞恥心より叩かれる痛さの方が勝った。

本当に痛いのだ。青いガスのゴムホース。

1発でも目玉が飛び出そうに痛いのに、

1回につき数十回叩かれるのだ。

 

そうして私はムチが怖くて、次第に思ったことを口にすることや

発言することもなくなって、親にとって都合のいい「いい子」でないと

生きていけないことに気づく。

徐々に愛の鞭(ムチ)という体のいい言葉で

「ムチをしない親は子供を愛していない」

「子どもをハルマゲドンから救いたいなら愛のムチを控えてはならない」

などといって親たちをあおりまくり

「愛」という言葉を「盾」にする虐待行為

暴力ではなく、

虐待ではなく

子どもを愛しているから。

これは愛だから」と錯覚させ、感覚を麻痺させ

家庭内暴力が浸透していく。

ムチという暴力は十分な支配力と恐怖心を育てることになる。

余計な一言が命取りになるので黙ることが多くなり

親の顔色をうかがって言うことを聞くようになる。

本心を隠して生きていくことを求められる。

ムチの絶大なる影響力に親も味を占めて

ムチの力に頼ることに依存していき

ますますエスカレートしていく。

結果、懲らしめのムチは叩く回数が多いほど

子どもがおとなしくなるため

ムチの機会とムチの回数が増えていく。

家庭内は閉鎖的な空間内だから止める人間も

それを諭す大人もいない。

警察だって家庭内のことだから、民事だからと関与しない。

だからどんどんエスカレートしていく。

一番の問題点はその子どもが大人になって

なにかしらの心の障害を背負って生きていかなければならないことだ。

この点については、後日別記したい。

 

現在はムチがなくなったと聞くが、

当時はムチを推奨していて、

書籍や冊子にも頻繁に「愛のムチ」を推奨する記載が多々あった。

親は本来、子どもの成長と捉え、口を出さないで見守る時期、

我慢して手を差し伸べたり口を出すのを控える時期がある。

子どもの成長は親も親としての成長期間でもある。

子どもといえど、立派な個であり、自分の所有物ではない。

だがこの宗教の教えでは、

大人である親が子離れする機会を完全に奪い、

子どもに干渉し続け、

頭の中は子どもを支配することでいっぱいになり、

親がどんどん我慢のできない大人になっていく。

子どもはムチが怖くて従う。

聖書の教えに従わせるために、支配的になっていく。

親は口を出すことに慣れていき、口を出さずにいられなくなる。

子どものカバンの中、机の引き出しなど、平気で見る。

サタンから守るという思い(洗脳)から行動がエスカレートしていく。

自分で考えて選択できない人が

シンプルな教え(教義)にハマる。

洗脳された結果、平気で子どもの人権侵害を行い、

子どもの自由意志を奪う。

信仰の強制強要をする。

 

子どもは親に見捨てられたら「死」が待っている。

食べていくために本能的に親に愛されるために頑張って生きている。

その時にできた思考の癖は一生涯消えない。

無意識のうちに、親からのマインドの支配からの影響を受けて

大人になってからも苦しむ。

「やる気はあるけど行動できない」

「能力はあるけど止まってしまう」

「勇気がなくて行動できない」

「自己肯定感の低さ」

「本心が言えない」

ひどいと

「自分が何を考え、何を思っているのかわからない」

など、重症化する。

こうすべき

こうすべきでない

こんなことを言ってはいけない

こんなことをしてはいけない

と親からの擦り込みが強く、

そのせいで思い込んでいたり。

全て親から決められた関係が大きく影響していることが多い。

 

先日、国会で被害者救済を図るため、悪質な寄付を禁止する新しい法律

霊感商法などの悪質商法による契約を取り消せる

「取消権」を行使できる期間を10年に延長する改正消費者契約法

改正国民生活センター法が施行され、法律として効力を持つことになって

前進したが、

私は親が子どもに信仰の強制・強要をすることを変えなければならないと思う。

なにか変われば…!

洗脳された親から子どもを守る手立てとして

何か進めれないかと思う。

 

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