ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

わが家の事件簿 父のW不倫がバレた日

…つづき

「さっき、たかし君のお母さんとスーパーで会って、お母さん笑いものにされたわよ。

この前、お宅のご主人とデートしたって。

遊園地に一緒に行ったって。

旦那さんもお嬢さんたちもあなたに内緒にしてるの?おかしいわね。なんで内緒にしてるのかしら?みんな私の味方かしら?」

そんな風にたかしくんのお母さんに言われたと顔と頭を気が済むまで叩かれた。

言い訳をするにも言い出せない、口を挟めるような状況ではない、ただならぬ雰囲気を感じ、ただただ母の気が済むまで、気が落ち着き、その手が止まるまで、怯えながら、叩かれ続けた。

ごめんなさい。とは言えなかった。不可抗力だったのだと、私が乗り物に乗っている隙に二人は遊園地から消えたのだから。

私なりの言い分を聞いて欲しかったが、理由を聞いてもらえる雰囲気ではなかった。

叩かれながら、たかし君のお母さんは”お母さん”(母性)じゃなく女(メス)が強い人だな。

母に挑戦状とも受け取れるような言い方をして

挑発をして…。父は厄介な人とかかわってしまったなと思う冷静な自分もいた。

(母の話が事実であればの話だが…)

 

W不倫する以前から両親の言い争いは絶えず、喧嘩ばかりしていたのだけど

その日を境に、ことあるごとに、

「お前のせいだ。こうなったのはお前のせいだ。全部お前のせいだ」

そう言われて続けた。

あの時の私の言い分が言えないから、私は母にとっては悪の存在のままなのだ。

良心の呵責に苛まれ、両親が喧嘩するたびに全部私のせいなんだ。

私が悪いんだ…と責任感を感じて、どうやったら両親は仲良くなれるのだろうか

私のせいだから、なんとかしなきゃといつも考えていた。

 

結局その後も私は遊園地であった日のことを今になっても

誰にも言えずにいる。

 

…つづく

 

 

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