ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

アロンアルファーが目にくっついたぁ~!助けて~。 はい参上します!

…つづき

スーパーでの一件があってから、家の中がギスギスしていた。

家族全員で食卓を囲むのは週末の夜くらいで、

週末になると、父と母がご機嫌でいてくれるため知恵を凝らし、私はひょうきん者に転じた。モノマネしたり、変顔したりして笑わせて、喧嘩にならないように気を遣っていた。

 

だが父が不在の時には母はよく私に八つ当たりをした。

「産みたくなかった」

「あんたなんて生まれてこなければよかったのに」

「結婚してすぐあんたがお腹の中にできたから、できちゃった婚と世間に笑われるのが嫌で生みたくなかった」

やたら変な世間体を気にする。

そしてことあるごとに、私の存在を疎んだ。

私だって産んでほしいと頼んだ覚えはないと言いたいのだけど。

そして年子の弟にも、

「(私が生まれてすぐできたから)世間から好き者と思われるから産みたくなかった」

「産みたくなかったから縄跳びをして流れてくれればと思ったけど無理だった」と

これを聞いて傷つかない人なんているだろうか?

傷つくのをわかってて言ってるのだろうけど悪質。

そうやってストレスの捌け口にするのは日常のことだった。

 

ある日の週末の朝、家の電話が鳴った。

恐らく母親が電話をとったと思う。

自治会内のおじさんからだった。

それを父に取り次いだ。

「お父さん。✖✖さんから電話」

父が「はい(相槌) はい(相槌) はい(相槌) わかりました。」

と電話を切ったあと、

「大変なことが起こった。〇〇さんがアロンアフファーで目がくっついた。

✖✖さんから”車を出してほしい”って言われたから、病院に連れて行かないといけない」

苦しまぎれの言い訳をして、急いで家を出て行った。

母が口を挟もうとしたが間髪入れる隙もなく慌てて出て行った。

電話をかけてきた自治会のおじさんは、

たかしくんのお母さんと会う時の伝書鳩なのか、

それとも別件で電話してきたものの、家を出る口実を思いつき、

作り話をして出かけたのかはわからない。

 

普通に考えたら、そんな緊急事態なら、近くにいる人が救急車を呼ぶ。

家族が病院に連れていくはず。

わざわざ近くにいない父にSOSを出すわけがない。

そして後日〇〇さんに事実確認したらわかることだ。(口裏合わせをしていたら別)

 

見え透いたうそをついてまで会っていたのは、そう。たかしくんのお母さんだった。

 

その日は夜遅くに帰ってきた。

「大変だったけど家で処置をして、ついさっき、なんとか回復したよ」

見え見えの嘘だ。それを信じる人がどこにいるんだろうか?

母は信じているようだが…。

そうやって父は苦し紛れの口実を作っては週末になると家をあけることが多くなった。

 

子どもながら父の口実は子どもも騙せない安っぽいと思った。

恐らく巧妙に嘘を隠せる人はわかりやすい不倫なんてしないだろうけど。

家族が一番大事と思っている人は家族に完璧に隠せるんだと思う。

母とは別れていいと思っているからこういった見え透いた行動に出るような気がした。

子どもがこのことを知ったらどう思うか。そう考えれる人は自分の気持ちにストップをかけれるし、不倫や浮気を踏みとどまれるんだろうけど

本能のまま、自分のことしか考えられない人だからこそ

そういう時に一切歯止めが利かない。

人間の本質はそういう時に出る。

 

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