ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

できないことだらけの暗い青春時代 (黒歴史)

中学に入学も私はピカピカの一年生ではなかった。 エホバの証人の家の子が使っていたおさがりの制服とカバンで入学した。 カバンは私で3代目だった。 当時はバブル時代だったので周りが裕福の中、みそぼらしさが目立った。 周りはピカピカのカバンの中、 ひ…

友達もびっくり。。。奇妙な家

中学時代は友達との付き合いが楽しくなるはずの年頃で小学生と違ってお金のかかる年頃。 遊園地、映画館、ボーリング、ショッピング どれも楽しそうだし行きたいけどお金がない。 親に許しをもらいお小遣いをもらわなければ、 行けない。 この壁がとにかく高…

親戚中が信者というレアケース

佐久間姉妹が育てあげた母も姉妹になり、 たけみちゃん(たけみちゃんも姉妹)が中学卒業のタイミングで たけみちゃん家族は正規開拓者として、隣県の田舎に引っ越していった。 通信制の学校に進学し、より多くの時間を伝道活動に打ちこむためと言っていた。…

バプテスマ…都市伝説

私が小5の時だったと記憶している。 母がバプテスマを受けることになった。 バプテスマといって、信者になるという決意を公の場で示す儀式。 信仰を持って私はこれからエホバの証人になりますという宣言をする。 宣言の証として、真礼の儀式が「大会」と呼…

研究者、伝道者

私の生活の中で、たけみちゃんと聖書研究する時間も たけみちゃんや母に伝道に連れていかれることも 生活の一部になった。 小難しい言い回しの書籍研究は苦痛の時間でしかなかったが じっとしていないとムチで叩かれるので 「はい聞いてますとも!とてもいい…

巡回監督という職業?

当時、その宗教の集会は、火曜日夜、木曜日夜、日曜日午前または午後と 週3回行われていました。 ある日から急に、火曜日の夜の集会所の会場が、我が家になった。 ノストラダムスの大予言で世の中が震撼していた時期で 終わりの日が近いと信者が増えた時期…

脳科学的にムチ(虐待)は「脳が傷つき、脳が萎縮する」一生モノの傷

…前回のつづき ムチの回数が、1,2回程度だとお尻「的」に的中するが 30発、50発、尋常ではない回数になると リズムを崩し、的はずれし、「太もも裏」にもあざができる。 ブルマになるとまるみえ。 赤黒くなって 青紫になって それが酷くなると黄疸になる。 …

カルト宗教のムチの実態

…つづき 母に「愛のムチ」という大義名分ができ、強力な武器を持つことができた。 母親にとっては都合のいい教義だったと思う。 ストレスを発散できる場だったから。 それに加え、子どもが怯え、自分の思い通りになることの快感を覚えた。 征服欲が満たされ…

離婚後、養育費未払い=育児放棄

ある日の夜、父は母方の祖母宅に 離婚届けを持って突然訪ねて来たという。 夜遅かったということと、 以前から離婚のことを母から聞いていた祖母は、 あまりよく考えずに証人欄にサインをした。 祖母らしいなぁと思った。 祖母はまさか怒られるとも思わず、…

両親離婚。子どもには選択権ないもの?

父はたまに帰って来てくるけど、それは離婚について話し合いをするためで 話しが終わったら、不倫相手の元に帰っていった。 父が家にいないことが当たり前になっていて、私は父に対して「親」というより 顔見知りのよく知っているおじさんくらいの「他人」に…

離婚までのカウントダウン…

祖父が亡くなって、49日を過ぎないうちから 父はこれはチャンスとばかりに離婚を視野に 本格的に離婚するための行動に出た。 父にとって母方の父は煙たい存在、 自分に非がある以上、離婚を切り出せなかった。 立ちはだかる祖父の存在。 責められるのは自分…