ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

★心理カウンセリング へ行かなくてもできるセルフケア

炎上するかもしれない…テーマです。

これはあくまで私個人としての一意見であること、

人とは違う角度で物を見る、

人とは違う視点で考える人間であることをご理解ください。

 

心理カウンセラーに相談された経験がありますか?

私のように、宗教2世や毒親育ち、機能不全家族で育った人たちは

心のことについて興味を持っている方が多く、一通りの心理学の本を読んだり、YouTubeなどでも独学できるので、心理について追及している人が多いと思う。

そのせいか、宗教2世の若いカウンセラーもよく目にするようになってきましたね。

 

私がイメージするカウンセリング業務…

自己理解を深めるサポート、

誰かに話すことで頭を整理する手助け、

客観的な視点で認識のズレを修正する、

今現在の考え方に至ったルーツを辿り、根底にあるものをみつけ

考え方の置き換え作業をサポートする

 

自分ひとりで向き合うのにどうしても限界がある。

セルフケアができなくもないが遠回りすることもあり、

時には間違った方法を取ってしまったりしてとにかく時間がかかる。

私は子どもがいないので、いくらでも自分に時間が割けるけど

子どもを育てながら自分も立て直す作業は待ったなしの状況。

そういった意味ではカウンセラーに導いてもらうことによって

最短距離で考え方のクセ、軌道修正してもらうことは

メリットがあると思います。

 

ところが、こればかりは人 対 人なので”相性”がある。

 

*カウンセラー側の問題点

実績豊富で人気のカウンセラーだからといって必ずしも自分とあうとは限らない。

当たり外れがあるのは当然のことで、能力にも個人差がある。

 精神の成熟度はHPや投稿だけではわからない。

誰かが(ここではカウンセラー)自分の人生の責任を取ってくれるわけでもないし

ハズレを引いてしまってもそれを選んだ人の自己責任で片付けられる。

ただモヤモヤした気持ちとお金だけが消え、

よくなりたいと思ってカウンセリングを受けたものの

さらに心がボロボロになる人たちもいる。

人間の心理というのは複雑にできているのにもかかわらず

いとも簡単にカウンセラーと名乗れてしまうところが怖いところでもあると思います。

 

*クライアント側に問題があるケース

誰かの導きなしでは生きていけない

他人のアドバイスに依存する傾向がある

誰かに人生を変えてほしい!

誰かに私を支えてほしい!

誰か私を導いて〜!

他人依存の状態で感情のコントロールを他人に任せているうちは、

いつまで経ってもカウンセリングから抜け出せない

自分の人生を生きてない状況に陥ってしまう危険性があります。

本人がカウンセリングは人生・生活の一部と思っているなら別。

性被害など重たいテーマを抱えている場合は別。

 

自己肯定感(Self Esteem )を高めるためには

”自分で考える” ”自分で決める”クセをつけることも大切

 

最近Instagram、Tik Tok、YouTubeなどでよく目にする

心理カウンセラーやセラピスト、コーチング、

ヒーラー、ヒーリング、浄化、占い、引き寄せの法則

スピリチュアル(スピ)…といった ”心に興味を持つ”人 が爆発的に増えた背景があります。

※ ここでは便宜上、ひとまとめにカウンセラーと表記を統一します。

この業界はレッドオーシャン市場なんですよね。

誰でもわりと簡単に参入しやすい業界で需要も供給も多い。

 

できるだけ自分ひとりの力で解決したいところだけど

万一もし将来的に相談することがあるならば

私は医療関係の人に相談すると思う。

精神と肉体は一体になっていて密接にかかわっているから。

 

・心理学系の大学院を出た人が取得する「臨床心理士」、

・大学で心理学を含む必要な科目を履修し、指定された大学院に進んで修了するか

大学卒業後2年以上実務に就いた人が国家試験を受け、合格した人がなれる

公認心理師

 

私が長く鬱々していたのは病気が起因していたこともあります。

皮肉にも健康というのは失った時にはじめてありがたみを感じるんですね。

心と体、どちらの面でもアプローチが必要だなと思ったからです。

 

コロナ禍で時代の波・価値観がぐっと変わったこともあって

今までの常識を覆し、発想の転換期で

face to face だった診療が当然だった時代から

不可能またはタブーと思われていた「リモート」に変わったことにより

以前よりも気軽に、今まで視野に入れたこともなかった遠方のカウンセラー、

人気のある人からカウンセリングを受けれる時代・環境になって、急速にカウンセラーもクライアントも増えたように思います。

働き方や今までの常識をガラリと変わったのですから、やり方も時代に沿ってアップデート。本当に時代が変わったなぁとつくづく感じます。

 

とはいうものの、実は一度も相談したことがないんです。

人生の中で何度ももがき苦しんだ時期があったのにもかかわらず利用したことないんです。

前回はどうやって立ち直ったのか覚えてない。

自分と向き合った先に、”向き合わなければならない課題”がある。

20代、30代、40代、それぞれの人生のフェーズで人生の課題が目の前に現れる。

 

長く暗いトンネルの中にいた時は、出口までどのくらいなのか見当がつかず

誰かに相談したいと真剣に悩んだ時期もあるんですが

切羽詰まった段階で信頼できそうな人を探そうとして調べたものの

圧倒的な情報量とカウンセラーの数に気圧されて終わるんです。

しかも1回の料金が高い。

✖回数となれば、ハイブランドのカバンを買えそうな金額です。

元々面倒くさいことがキライな性格で門を叩くことなく終わりました。

 

しかし冷静になってふと考えるわけです。

高額な上に、何度も通わないといけない。

魔法のようにすぐによくなるわけでもなく

緩やかによくなっていくものならば

結局カウンセリング受けても、セルフケアにせよ

「自分と向き合う」のは避けて通れない道であり

過去のトラウマを克服しようと思うならば誰もが必ず通る道。

「内観」は避けて通れない。

思ってるほど簡単じゃない、一番しんどい部分。

心の深い部分の奥底を突くから、ずっと見て見ぬフリしてきた部分、

インナーチャイルドと向き合うから

つらくて当然、時間がかかって当たり前。

急に深いところに行けないようにできている…”自分の心”を守ってくれているから。

過去のトラウマや自分ととことん向き合うから

当然時間がかかるし、まるで自分を虐めてるみたいに拷問に感じる。

早く解決したいのにできない。

そりゃそうだ。抑圧してきた年数、何十年単位だったりするから

その抑圧してきた場所に向き合わなければならないから。

 

それなら人に頼るのではなく、自分自身を頼って

自分の心の中の3人(3本柱)で立て直した方がいい。

私が私を救えばいい。と思った。

唯一自分を救える方法は自分自身と繋がって

自分で自分を安心させること。

人生の課題から目を逸らさないこと。

今はツライけどきっと出口はもうすぐ。そう自分を励まして乗り切りました。

セルフケアなので失敗、回り道…しすぎました。その件については別記事で。

 

以前、知り合いに

「母から褒められたことがなく、ことあるごとに否定されて育ったから

自己肯定感が低い」

という話をしたことがあるのです。

仕事関係の人だったので深い話はしていません。

(宗教2世のことや、虐待があったこと)

 

その時に

「俺なんかさ、世間からいうと両親揃った”いわばまともな家族”に分類される家庭で

育って、親ガチャは成功していると思うけど、それでも自己肯定感は低いよ。

自信があるように振る舞ってるけど、実際自信なんて全然ないし。

だから毒親とかアダルトチルドレンとか生きづらさとか

そういって不安にさせて儲けようとする奴らを見たら”おい、騙されんなよ!”って思うわけ。玉石混交の世界だよ。

もったいないよ。なんでそんなに自信がないの?仕事はできるし、気遣えるし、臨機応変になんでもできるのに。大体完璧主義なんだよ。もっと肩の力を抜いてラクに生きた方がいいよ」

そう励ましてもらって、その時は元気が出たんですが

ところが時間が経つと、その人の励まし効果は薄れ、

誰かの手を借りたくなったこともあったのは事実です。

男と女は考え方が違うし。女は感情のいきものだし。

宗教2世という特殊な環境の中で育ち、虐待受けて育ったから

プロのカウンセリング受けた方がいいんではないか?と。

言い訳の嵐が私の心を取り巻きます。

自分の人生、自分で責任を取る。

自分で答えを導き出すと決めたものの、正直心が揺らいだのも確か。

自分で責任を取るのが怖かったんですね、今思えば。

”自分で決めたことだから最後までやりきろう”と

日々の生活のあらゆる意思決定を自分で考えて出す、

その小さな決定の繰り返しが、大きな決断ができる道筋になる。

自分の人生は自分でしか変革させていくことはできないのだから

他者の意見に乗っかったりせずに、自分の気持ちや意見に耳を傾ける。

 

それは母の強烈な洗脳術・支配の元で育ち、

母の顔色を伺う生き方(つまり他人軸)、そういう環境で育ったからこそ

他人軸ではなく、自分軸で答えを導き出すこと、

一人でこの問題を解決することに、非常に意味があると思ったから。

向き合うからには覚悟を決めてそこに向き合わないといけない。

※ 自分に元気がない時はやめておいた方がいい。無理に向き合わない方がいい。

 

ようやく長い暗いトンネルの出口が見えた頃には

自分の人生のテーマに気づく。 人それぞれ向き合う”課題”がある

 

相手・場所・環境を変えて形を変えて私にこれでもかというくらい

問題提起していたのに、そうとは知らずに…。

それはちゃんと向き合っていけるタイミングでしか

その向き合いは起こらない。そして最後の最後に具体的な課題が見えてくる。

ここまで来たら、長い暗いトンネルから抜けている。

あとは実生活で課題を実践のみ。

 

 

長くなったので今日はここまで。

長文にもかかわらずお読みくださり、ありがとうございました。