ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

家庭内暴力の記憶は今も鮮明に覚えています

父がよそに癒しを求めるのに時間はかからなかった。

職場の部下といい仲になり、だんだんと帰って来るのが遅くなっていった。

はじめは終電で帰って来ていた。

顔をあわせれば深夜からでも喧嘩がはじまる。

喧嘩は神経を擦り減らす。

夫婦仲は日に日に悪化し、ますます溝ができ、修復困難な状態だった。

喧嘩した次の日には外泊するようになった。

はじめは月1回だったのが、

月に何回か無断外泊するようになり

それから、週に1回、週に2,3回と外泊の間隔が狭まり

回数が増えていき、そして帰ってこなくなった。

休日の昼間に帰って来たと思ったら、大きなバッグに衣類を詰め込んですぐ家から出ていった。

気が付けば家に帰ってこなくなった。

 

ある日、ふらっと深夜に家に帰って来た。

深夜1時前後だったと思う。

きっと女と喧嘩して、行く当てがないから家に帰って来たのだろう。

だから機嫌がすこぶる悪かった。

持っていた鍵で開けようとするが、チェーンがかかって入れない。

母も許せない気持ちが大きくなっているので家に入れまいと応戦する。

父は深夜にもかかわらず、近所が寝静まってて迷惑なのはわかるはずなのに

「開けろ!開けないと殺すぞ!」と怒声をあげる。

ガチャガチャ(ドアノブをまわす音)

ドンドン(ドアを叩く音)

深夜のシーンと静まり返った中、父の感情に任せた怒声だけが響く。

その姿が怖すぎて反対に玄関を開けれないほどだ。

しばらくすると静かになった。

と思った数分後、玄関のガラスが割れる音が聞こえた。

近くにあったレンガで玄関のガラスを叩き割ったのだ。

数回ガラスを叩きわる音がし、割れた隙間から手をのばし、

チェーンをはずし、鍵を開け、家に入って来たときの剣幕は…。

その血相は目が血走って悪魔のようだった。

怒り心頭のまま靴のままドスドスと家にあがり、母の方へ向かうと殺意を感じる勢いで殴る蹴るの嵐。自分の気がおさまるまで続けた。

恐ろしい。

恐ろしすぎる。

私は恐ろしさのあまり声が出ず、体が硬直して、呆然と立ち尽くしていたと思う。

あの時の光景は恐ろしすぎて今でも思い出すと恐怖心に支配される。

一歩間違えると殺人事件に発展していたかもしれない。

そう思うとゾッとする。

 

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