ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

できないことだらけの青春時代(禁止事項:漫画編)

学校では友達同士で漫画の貸し借りが流行っていた。

皆が口々に面白いと絶賛好評の漫画を読みたくなり友達から漫画を借りた。

私には貸せる漫画がなく申し訳ない気持ちだったが、好きな物(漫画など)を買ってくれる親、

理解のある親がいる同級生が羨ましかった。

なにかあればすぐサタン呼ばわりし、自由を奪う頭の硬い母親とは違い、理解のある親を持つ友達が羨ましかった。

 

友達が持っている漫画はどれも面白くて母親の目を盗み、コソコソと読んでいた。

ものみの塔や目ざめよ!では満たされない、楽しい世界がそこにあった。

漫画読む時間こそが私の憩いの時間であり、唯一の楽しみでもあった。

漫画をバレないように、聖書などの書籍で隠れるように本棚のうしろに隠した。

 

なぜなら漫画は世のもので、サタン的!の一点張りの世界なのだ。

アニメや漫画、ゲーム、音楽を聴くこと、芸能人に興味を持つこと、これら全てNG行為。

母は日常的に私の机の引き出しやカバンの中を勝手に見てパトロールした。

親として当然の権利と言わんばかりに、聖書に「親に従順であること」書いていることを盾に

親が烏が白と言えば白の世界にし

親が間違った行動でも許される世界観こそ(エホバの証人の教義)毒親を作り出したと思っている。

親が適正な時期に子どもを信じて見守るという自制心を養わなかったがために、感情をコントロールできない、哀れな「わがままな中年」を作り出したと思っている。

 

時に兄弟同士でも敵になる。

自分がムチを免れたいために、平気で姉を生贄にする。

ムチで叩かれそうになったら自分の身を守るため、親の関心の矛先を自分から他に(私に)向けさせるため、トカゲの尻尾切りをする。

「お姉ちゃんが漫画を隠している」と密告するのだ。

本の場所までチクる。

散々弟もその漫画の恩恵を受けておきながら…。

親に隠れてサタンを喜ばせたいのか!?と

ガスのホース50回鞭打ちが待ち受けていた。

 

…つづく

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