ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

「排斤」の取り扱いのあやふやさについて

よく聞くセリフ、

エホバの証人の人は間違いなく良い人たちです」

「私個人の考えや感じ方にもバイアスがかかっているかもしれない点をご承知おき願います」と、やんわり波風を立てない、曖昧な言い方ができるのは

自分ごとになってないから言えるきれいごとで

自分ごとになったら言えないセリフだと思う。

 

家族断絶されても言える?

 

理不尽に排斤を言い渡されたら言える?

 

という話を3つ。

 

記事をみつけれなかったけど、

二世の女の子が不幸にも「性犯罪の被害」にあった時の話。

その時、母親がどうすればいいかわからずに、

会衆の長老に相談したそうです。

突然このような不幸な事件に巻き込まれて、

判断が難しいのはわかります。

最善の方法が何かと考えた結果、

警察に行き被害届を出すか、

産婦人科に行って処置をしてもらうなりの判断が出来ていれば、

過去の事例から対処法を持っているだろうし、親子両方のサポートなり、情報を得られたと思う。

 

残念にも、真っ先に長老に相談したことが不幸を招く。

女の子の気持ちを考えるなら、この出来事を誰にも知られたくなかっただろうし、

ましてや集会の長老という、加害者と重なる

同じ男性を前に

記憶から消し去りたい過去を掘り返される苦しみ、屈辱感、絶望感は想像を絶します。

そして、会衆が下した結果に驚きます。

 

この女の子は被害者にもかかわらず

被害者に手を差し伸べるでもなく

下した決断は「排斤」だそうです。

いいですか、この宗教はこの様なスタンスを取るのです。

 

排斤とは組織が定める「罪を犯した」除籍処分のこと。

この子はなんの罪も犯していないのにもかかわらず、

罪とみなし、救わなかった組織なのです。

 

その後、その女の子は義務教育(中学)を卒業と同時に、家を出たそうです。家出です。

そのまま母親に会うことなく、

母を頼ることなく(頼れませんよね)

母となり、子育てされてるそうですが

一切連絡せず、居場所さえも母親に教えてないそうです。

 

聖書では家族愛や隣人愛を説き、

自分にして欲しいことを人にもしなさい、と教えているはず。

ところが、愛もへったくれも無い。

愛どころか、一番辛い時に突き放す組織に

“愛”を語れる資格などないです。

 

一番必要なタイミングで

愛を差し伸べれない

 

互いに寛大に許し合うとか

批判してはいけないとか言いながら

それらの素質は皆無です。

聞く耳を持たないこの組織は

1か100か

白か黒の世界で生き、

分類できないものは即座に拒否、

排斤と決断を下す。

思考停止してるから

頭がカチカチで頑で

全く融通の効かない

心をズタズタにされ、再生不能にさせるのは

「カルトで一番」かもしれない。

 

 

長老という立場を利用して、戸別訪問の際に

女児を家に連れて行き、性犯罪を犯した事件。

 

本部に毎月報告する業務も長老が行っている。

長老なので会衆で起きている問題を

長老だからこそ、問題をもみ消すことも

隠蔽することもいとも簡単なこと。

児童虐待者、小児愛者が長老という

あまりにも衝撃的なニュースでした。

エホバの証人の組織はこの事件を否定している。

組織らしい態度だなぁと思った事件です。

 

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③これは私ごとです。分類分け「排斥」「断絶」「背教者」「不活発」?

祖母がこの組織に20年にいて、80歳を過ぎた頃。

寂しさゆえに、オレオレ詐欺に騙されたり、

訪問販売で多額の被害にあったり、

常に気にかけておかないと危なかしい人だったので様子を見に行って、新たな贈呈品がないかとか家の中に異変がないか、小さな変化も見逃さないように警戒をしていた。

 

独り暮らしなので、話し相手もなく

ボケるよりマシとも思い、

集会に行くことや宗教活動については

本人が続けたいのならしょうがないと

別に反対もしてこなかった。

80歳を過ぎたあたりから、認知症の症状が出始め、

徒歩3分でいけるコンビニにも迷って、家に帰る帰れなくなったり、用事を忘れたり、鍵をかけるのを忘れたり、生活にも支障がではじめた。

私はフルタイムで仕事していて、朝から晩まで仕事ずくめだったので

平日は目をかけれないけど、なるべく週末には食材を持っていき、

生存確認と詐欺被害にあっていないかを確認しに行くようになった。

母にも認知症の症状が出たことを話したが心配する様子もなく、ずるずると数年放置。

見て見ぬふり。聞かなかったふりをする。

 

残念ながら祖母の子どもは(母、叔父、伯父)

老いた祖母のことを気にかける人は誰ひとりといなかった。

だから私が気にかけるしかなかった。

食材を持って行ったり、たまに家に招いてご飯をふるまったりした。

 

平日のある日、有給休暇で用事を済ませて

祖母の家に食料を持っていった日のこと。

見知らぬ紳士靴2足分と、婦人靴1足玄関にあって

訪問者がいてることがわかった。

靴の雰囲気ですぐに会衆の人とわかった。

言い合いになって、激しい口論をしていた。

なんの喧嘩?と思いながら、ここまで来たしと玄関のベルを鳴らし、声をかけたら

祖母がすごい剣幕で

「あんたが今ここにいたらややこしくなる」

と言って、ドアを閉められた。

 

なんのことだろう?

てっきり詐欺被害にあったことで咎められているのかと思っていた。

後日、「なんの話してた?」と祖母に聞くも

その話に関しては口ごもる。

別の日も、その件に関しては口を閉ざす。

また別の日も同じく…と続き、隠されたら余計気になる。

あまりにも隠すのでおかしいと思い、無理やり言わせたら、組織から抜けた人間、つまり私と関わることを禁じられたという。

祖母も処罰を下されようとされたが、姉妹が守ってくれたというのだ。

この姉妹も娘が中学入学と同時にフェイドアウトしたから、祖母の処罰を反対してくれたのだ。

それを認めると自分の娘にも会えなくなるから当然だ。

 

排斥、断絶、不活発、背教者とか聞くけど

まさか自分にもそれが当てはまるとは知らなかった。

 

私はバプテスマ(洗礼)を受ける前に

教団から離れたので、聞くところの情報によると「忌避の対象外」なはず。

徐々に集会や奉仕活動への参加を減らしていって

フェードアウトしていく計画だったたある日、

長老に呼び出され、最近の不活発さについて問われた。ノートと筆記用具を持って、私の発言ひとつずつメモしていく。

まるで犯罪を犯して尋問されている様だ。

今後の活動をどうするか詰め寄られた時、

あまりにも怖すぎたので正直に

「組織から抜けたい」とは言えず、

「学業に専念したい」と誰も傷つけない優等生の回答をしたのにもかかわらず

いつのまにか「排斥」「断絶」「背教者」

このあたりに分類されたようだ。。。

 

バプテスマ(洗礼)を受ける前に教団から離れたので

「不活発になる」「自然消滅」の分類だと思っていたのだけど

平成になってルールが変わったのだろうか?

 

祖母に私と縁を切るように迫った組織。

認知症が入ってきている老人に、家族と断絶せよと命令する組織なのです。

認知症が進み、老衰していく老人を誰が世話するんでしょうか?

組織がしてくれるんでしょうか?するわけないですよね。

入院の手続き、行政の手続き、身内しかできません。

ただでさえ身内が気にかけないような孤独な老人に、唯一気にかけている孫の縁までも切らせて、さらに孤独に追い込んで、ルール以前に人の心を持ち合わせていません。

 

禁止事項が多いので頭の中は

なんでも禁止、

なんでも反対、

ネガティブな発想しかできない頭の構造になってしまって

禁止事項が多すぎて不自由

だから自由にしてる人、緩くやってる人、目に見えて結果(伝道時間とか)を残してない人が

許せなくなってる頭の構造

 

お陰様で、エホバに限らず

世の中の宗教には嫌悪感しかない。

 

 

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