ある家族のノンフィクション手記

親兄弟は選べない。家族という病

アロンアルファーが目にくっついたぁ~!助けて~。 はい参上します!

…つづき スーパーでの一件があってから、家の中がギスギスしていた。 家族全員で食卓を囲むのは週末の夜くらいで、 週末になると、父と母がご機嫌でいてくれるため知恵を凝らし、私はひょうきん者に転じた。モノマネしたり、変顔したりして笑わせて、喧嘩に…

わが家の事件簿 父のW不倫がバレた日

…つづき 「さっき、たかし君のお母さんとスーパーで会って、お母さん笑いものにされたわよ。 この前、お宅のご主人とデートしたって。 遊園地に一緒に行ったって。 旦那さんもお嬢さんたちもあなたに内緒にしてるの?おかしいわね。なんで内緒にしてるのかし…

わが家の最初の大事件 5

…つづき 私の心の中に納めておけば、秘密にしておけば、家族の平和は保たれる。。。 自分に言い聞かせる。 数日間は学校に行っても授業に集中できず、習い事にも、家でも、例の日曜日のことを思い出しては秘密にしていることへの罪悪感、良心の呵責に苛まれ…

わが家の最初の大事件 4

…つづき たかし君と弟がいるアトラクションまで行き、 係員に安全ベルトを締めてもらう。ワクワクしながら乗り物が動き出すのを待ちながらふと父がいた場所を見下ろしたが、さっきまでいたはずの二人がいない。 あれ?どこ行ったのかな? 飲み物でも買いに行…

わが家の最初の大事件 3

ある日の休日、父は珍しく私と年子の弟を遊園地に行こうと誘って来た。 当日の朝になってから急に言い出した。 お母さんは? 一番下の弟は? 「(末っ子の弟は)まだ手がかかるからお母さんとお留守番だ」 母も「わたしも行く」と言ったが、 「入園無料のチ…

わが家の最初の大事件 2

午前中に自治会対抗の野球試合があり、終わってから打ち上げと称して 大人たちは集会所の奥でおじさんばかりの宴会をはじめていた。 エッグペイント後、遊んでいる子どもの輪の中に たかし君(仮名)がいたが、 「お母さん、家に帰ろう」と言うたかし君に、…

わが家の最初の大事件 1

わが家の最初の大事件について触れる前に簡単に父と母の性格について紹介をしておこうと思う。 父 父は外面がよく、人付き合いが得意。 自分に正直に、自由に生きてる。 陽気で楽しい人、ラクな方に流される傾向あり。 都合が悪くなると逃げ足がはやいので、…

皿が飛ぶ家。激しい夫婦喧嘩

父と母はよく言い争いの喧嘩をしていました。 喧嘩の度が過ぎると、食器を投げたりするので、食器の割れる音は日常茶飯事になり、時には窓が割れることもありました。 一番びっくりしたのはテレビの画面が割れた時。 子どもながらに、テレビは放送局と繋がっ…

生まれた順番や環境によって性格は形成される(ネグレスト)

わたしは長子、1歳違いの年子の弟がいて、4歳下の弟がいます。 年子の弟は弟が生まれるまで親の愛を一心で育ち、泣き虫で甘えん坊でした。 弟の武器は泣くこと。泣いたら親の気をひくことができました。 長子の私が甘えたり泣くすることは許されないし、母…

年長女子の典型的な特徴、まさに…

生まれたばかりの年子の弟(赤ん坊)の世話で手いっぱいで余裕がない母親もまた若いうちに結婚したため、まだまだ未熟な部分も多いひとりの人間。 姉という立場上、自分の子どもらしさを封印し、お手伝いや弟の面倒をみることで、母親の期待に応えることで愛さ…

生い立ち

「三つ子の魂百まで」 3歳頃までに人格や性格は形成され、100歳までそれは変わらない。という意味のことわざです。物心がつく頃合い、乳幼児期に人格形成の基本が出来上がることを意味します。 これは生まれた順番に大きく影響します。 私は長女として生ま…

自己紹介

はじめまして。私の半生を綴ってます。 わたしは氷河期世代です。 不遇世代・谷間世代・狭間世代。とも言うようです。 会社でいえば、上にも下にも揉まれている世代です(笑) 認知療法 認知行動療法ってご存じですか? 認知はものの受け取り方や考え方とい…