義務教育が終わり、自分で稼いで自由になれるお金が手に入ったら、この生活から逃げようと決めた日から、気持ちが前向きになれると不思議と物事が好転していく。 隠された下履きシューズが見つかったり、お弁当の時間、一緒に食べようと誘ってもらったり。 …
よく聞くセリフ、 「エホバの証人の人は間違いなく良い人たちです」 「私個人の考えや感じ方にもバイアスがかかっているかもしれない点をご承知おき願います」と、やんわり波風を立てない、曖昧な言い方ができるのは 自分ごとになってないから言えるきれいご…
「性教育」とは「生教育」 生きる教育と書いて 心と体を守る教育のこと 自分の身体を守ることは 自分を大切にすること まだ幼い子供だからと言ってこの問題を 先延ばしにするのは 危険な世の中だ 情報弱者な幼い子供を狙った性犯罪が 世の中にはゴロゴロと蔓…
どうすればこの生活から抜け出せるか… 考えなきゃいけない。 中1の時に授業中にふと 母からとJWから抜け出す計画がひらめいた。 この生活から離れなければこの先、本当に自分がダメになってしまうとはっきりわかった。 私の中で失われていた"自我がようやく…
人が離れていく時こそ、人生の転換期 魂のステージが変わる時だと思っている。 生きていれば人間関係に悩む。 仲良くしていた友達からいつのまにか距離を置かれるようになったり、離れていったり 信用していた友達にとんでもない裏切られ方をされたり 固い絆…
理不尽なことが多すぎて、生きててもくだらない 全て失って生きている意味がわからないところまで行って気づいた。 堕ちるところまで落ちた私は 今度は這い上がるしかなかった。 自分のアイデンティティとは何ぞや? 授業中、ふと空想にふけていた。 家に居…
化粧品部員や美容師さんに「キメ細かい肌ですね」と褒められるが、 子どもの頃は、原因不明の皮膚病に悩まされた。 病院に行くと原因不明の皮膚疾患は「アトピー」と診断された。 手荒れがひどく、アカギレ、切り傷で手が腫れあがり、傷口から汁が出て、その…
・・・前回のつづき 集会後の恒例の行事、講演をした長老のもとに行き、お礼を述べる。 それがこの宗教組織の慣習で お礼の列に家族と一緒に並んでいたが この日、母は非常識な行動に出た。 私たち家族の番になって、長老にお礼を述べた。 そのあとすぐ母は …
JWの母は女王様のように振る舞いをし、絶対的な権力を持っていた。 気分のアップダウンが激しい激情型で さっきまで機嫌がいいと思っていたら 突然ヒステリックに激昂することがよくあった。 いつそのスイッチが押されるかわからない。 その日も突然、八つ当…
家は学校の近くで、多くの生徒が通学路として使う通学路上にあった。 家が火曜日の夜の集会場所だったので 火曜日の夜になると老若男女問わず 吸い込まれるように人が家に入っていく風景は 誰の目から見ても異様に映り、噂になっていた。 PM7:30〜8:30の集ま…
隠していた漫画がバレてしまった。 「今月の伝道時間は?」 その月に限って、校区内に集中したこと、雨が降っていたこともあって 平日夕方の伝道時間が少なかった。 校区内は同級生や同校生のお宅があるから、できるだけ避けたい。 校区外の地域訪問優先で時…
学校では友達同士で漫画の貸し借りが流行っていた。 皆が口々に面白いと絶賛好評の漫画を読みたくなり友達から漫画を借りた。 私には貸せる漫画がなく申し訳ない気持ちだったが、好きな物(漫画など)を買ってくれる親、 理解のある親がいる同級生が羨ましかっ…
中学に入学も私はピカピカの一年生ではなかった。 エホバの証人の家の子が使っていたおさがりの制服とカバンで入学した。 カバンは私で3代目だった。 当時はバブル時代だったので周りが裕福の中、みそぼらしさが目立った。 周りはピカピカのカバンの中、 ひ…
中学時代は友達との付き合いが楽しくなるはずの年頃で小学生と違ってお金のかかる年頃。 遊園地、映画館、ボーリング、ショッピング どれも楽しそうだし行きたいけどお金がない。 親に許しをもらいお小遣いをもらわなければ、 行けない。 この壁がとにかく高…
佐久間姉妹が育てあげた母も姉妹になり、 たけみちゃん(たけみちゃんも姉妹)が中学卒業のタイミングで たけみちゃん家族は正規開拓者として、隣県の田舎に引っ越していった。 通信制の学校に進学し、より多くの時間を伝道活動に打ちこむためと言っていた。…
私が小5の時だったと記憶している。 母がバプテスマを受けることになった。 バプテスマといって、信者になるという決意を公の場で示す儀式。 信仰を持って私はこれからエホバの証人になりますという宣言をする。 宣言の証として、真礼の儀式が「大会」と呼…
私の生活の中で、たけみちゃんと聖書研究する時間も たけみちゃんや母に伝道に連れていかれることも 生活の一部になった。 小難しい言い回しの書籍研究は苦痛の時間でしかなかったが じっとしていないとムチで叩かれるので 「はい聞いてますとも!とてもいい…
当時、その宗教の集会は、火曜日夜、木曜日夜、日曜日午前または午後と 週3回行われていました。 ある日から急に、火曜日の夜の集会所の会場が、我が家になった。 ノストラダムスの大予言で世の中が震撼していた時期で 終わりの日が近いと信者が増えた時期…
…前回のつづき ムチの回数が、1,2回程度だとお尻「的」に的中するが 30発、50発、尋常ではない回数になると リズムを崩し、的はずれし、「太もも裏」にもあざができる。 ブルマになるとまるみえ。 赤黒くなって 青紫になって それが酷くなると黄疸になる。 …
…つづき 母に「愛のムチ」という大義名分ができ、強力な武器を持つことができた。 母親にとっては都合のいい教義だったと思う。 ストレスを発散できる場だったから。 それに加え、子どもが怯え、自分の思い通りになることの快感を覚えた。 征服欲が満たされ…
ある日の夜、父は母方の祖母宅に 離婚届けを持って突然訪ねて来たという。 夜遅かったということと、 以前から離婚のことを母から聞いていた祖母は、 あまりよく考えずに証人欄にサインをした。 祖母らしいなぁと思った。 祖母はまさか怒られるとも思わず、…
父はたまに帰って来てくるけど、それは離婚について話し合いをするためで 話しが終わったら、不倫相手の元に帰っていった。 父が家にいないことが当たり前になっていて、私は父に対して「親」というより 顔見知りのよく知っているおじさんくらいの「他人」に…
祖父が亡くなって、49日を過ぎないうちから 父はこれはチャンスとばかりに離婚を視野に 本格的に離婚するための行動に出た。 父にとって母方の父は煙たい存在、 自分に非がある以上、離婚を切り出せなかった。 立ちはだかる祖父の存在。 責められるのは自分…
日本人の気質によって苦しめ合ってる気がする。 例えば、ある姉妹を "あの人は霊的でないから距離を置くように"と 親から言われるのだ 何をもって霊的でないのか? 感覚的なもののような気がするが。。。 避ける、無視するという方法に出る。 閉鎖性社会で排…
日本国憲法 精神的自由権利 憲法の一文から思うこと。 (※憲法が問題と言っているのではなく、その一文からヒントを得て 親と子の間で抱える宗教問題を知ってほしい、変えていけたらいいなと思っています。 もっと踏み込んで変えなければいけないのかもしれ…
祖父が亡くなったものの、エホバの証人の聖書の中には 「楽園では死者が復活するからまた祖父に会える」というのだ。 だから以前にも増して聖書の研究をして、伝道活動をして、楽園に行くことを 目標に日々邁進していきましょう。と佐津間姉妹は母に言う。 …
義父は体調が悪くなり入退院を繰り返していた。 元気になるのを待っていたが、徐々にやせ細り 自力でトイレに行くことができなくなって病室のベットで寝たきり状態になっていた。 それが長く続いたある日の深夜、祖父の危篤の知らせを受けた。 人生の幕引き…
父が帰ってこない日常になれたものの、 たまに帰ってきては、母との壮絶な言い争いを昼夜問わず繰り広げられた。 とにかく激しい。激高型の二人なので外に聞こえていようが 自制心より感情が先立って収拾つかない。 私の家はちょうど大通りに面していて、通…
自分で考えて選択できない人が シンプルな教えにハマる。 母が聖書を勉強しだして、書籍などを祖母に渡したことがきっかけで 祖母もなんとなくエホバの証人の王国会館に通いはじめた。 祖母は大正生まれ。大日本帝国の「神の国」と言ってきた世代。 当時の日…
たけみちゃんとの定期的な聖書の勉強で、矛盾点に感じた件。 創世記に最初の人間、アダムとイブが完全に想像され、神エホバによって地上の楽園に置かれたと。 サタンはもともとエホバによって完璧に創造された神の使いであったが 自分も神のようになりたいと…